甲冑の武士と、刀
ある霊能者が訪れた際、宿の奥に甲冑姿の武士がいると伝えられました。その後、ご縁を受けて岐阜県関市で刀を打っていただき、宿の歴史と向き合うきっかけになりました。
神様をお迎えする、依代のような場所。
南知多の小さな漁村に、108年のあいだ灯りを絶やさずにきた一軒の旅館があります。
目の前に広がる海、朝いちばんに昇る陽、潮の香りとともに迎える朝——ここには、五柱の神々が宿ると言い伝えられてきました。
天照大御神、豊受大神、稲荷、弁財天、龍神。派手な演出はいりません。ただ、静かにここに在り続けることが、松沢屋にとっての祈りのかたちです。
ある霊能者が訪れた際、宿の奥に甲冑姿の武士がいると伝えられました。その後、ご縁を受けて岐阜県関市で刀を打っていただき、宿の歴史と向き合うきっかけになりました。
海の目の前にある松沢屋には、亀が訪れたことがあります。海と宿とをつなぐ、忘れられない出来事として、今も大切に語り継いでいます。
大女将が現役の頃、事業に行き詰まり死を覚悟して訪れた常連様がいました。女将の言葉に励まされて宿を出た後、白蛇に出会い、事業を支える人とのご縁にも恵まれたと連絡が届きました。松沢屋で実際に起きた、奇跡のような物語です。

特別な儀式だけが祈りではありません。朝、海に昇る光を見ること。神棚に手を合わせること。お客様を迎えるために部屋を整えること。
松沢屋では、そうした小さな営みの積み重ねを大切にしています。